本書は幕末維新から日清戦争、三国干渉まで見て海舟の談話をまとめる。幕末では西郷隆盛、横井小楠の人物を評価し、維新では名主や自身番など江戸期の工夫を活かした地方自治を提案し、将来では中国は人民の社会という本質を見極め、国家の正義をふりますことを諌める。その後日本は中国との泥沼に向かう。その見識は鋭い。
勝海舟 講談社学術文庫
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