本書が語る明治維新の「神仏分離」と「廃仏毀釈」。背景に江戸後期から幕末の社会秩序の混乱や混迷は天皇主義で回復できるという思想がある。思想は薩摩諏訪神社の神職を通じ、立憲君主制による神権政治のシナリオを持つ岩倉具視の王制復古のプランに組み込まれる。背景に岩倉と薩長両藩で政府を牛耳ろうとする政治がある。
佐伯恵達 鉱脈社(みやざき文庫)
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