当社は日光の男体山・女峰山(にょほうさん)・太郎山の三山を祀る。勝道上人が修行場を求め、天応2(782)年、二荒山(男体山)の神を祀る祠を建てたのが始まり。源頼朝の篤く信仰した坂東武者の守り神。その歴史は、中宮祠にある宝物館で南北朝時代の備前長船の太刀、中世の例大祭「弥生祭」に渡御された金銅装神輿の展示が伝える。
〒321-1431 栃木県日光市山内2307
TEL:0288-54-0535
世界遺産法隆寺は、大和平野を見渡す斑鳩の宮(イカルガノミヤ)に接して、聖徳太子によって607年頃に創建。その後火災にあい、復興されたのが世界最古の木造建築群として知られる現在の西院伽藍。また斑鳩宮跡に、奈良時代に聖徳太子の菩提を祀る夢殿が建立され、夢殿を中心とした建築群が現在の東院伽藍。 西院と東院の伽藍をつなぐ参道に続く土塀。中国・万里の長城にも使われた工法で作られた。板ではさんで間(マ)を作り、土を入れ押し固め、繰り返し何層も積み上げる、ミルフィーユのように。 技と手間のが、時空を超える造形を作り、世界遺産となる。
当寺は奈良期勝道上人の創建で開創し、鎌倉期神仏習合、山岳修行が発展。江戸期輪王寺宮が天台座主と上野寛永寺山主を兼ねた。伽藍配置が関東一大霊山の歴史を表す。当館が所蔵する熾盛光曼荼羅図。熾盛光は大日如来の仏頂上より発する偉大な智慧、その曼荼羅は天変地異や疫病の鎮静・息災を祈願する。
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
TEL:0288-54-0531
仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。仏教と密教の流れをアジアの流れに組み込み、生命の流れと意識の流れを刳り貫いて、それらの流れの重なりを空海自身の夢と描く、日本史に残すべき松岡正剛の渾身作。
松岡正剛まつおかせいごう 春秋社
Tags : 宝物館日光二荒山神社栃木県男体山
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