当館は、平安から現代の俳人・歌人・ 画家・書家・茶人・僧侶・武将・政治家・文学者の人物の掛軸、屏風、古文書約1万2千点を収蔵展示し、現代美術の企画展も催す。当屏風は、近世スケールの大きさと装飾性で大和絵の土佐派を再興した土佐光起の筆。河野通信が源氏軍として参戦した様子を近世の雅をもって再現する。
〒794-0042 愛媛県今治市旭町1-4-8
TEL:0898-23-3810
扇の形の紙を冊子にし、法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、貴族や庶民の暮らしを描く。法華経10巻などを書き写す当作品は、この時代に慈しみ楽しまれた紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品。 雁皮(ガンピ)を原料として、光沢があ理、滑らかな上質の鳥の子紙(トリノコガミ)に、雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。
慶長8(1603)年、豊臣秀頼の宝厳寺再興時に、京都東山の秀吉を祀る豊国廟の極楽門を移築した桧皮葺の屋根を持つ門。極彩色の彫刻と飾金具で飾ったその華麗さは、桃山様式の唐門の代表的遺構。また元々は、秀吉築城当時の大坂城本丸曲輪にかかった屋根を持つ極楽橋との指摘もある。秀吉の大坂城天守の唯一の遺構ともなる。
〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664
TEL:0749-63-4410
本書紹介の室町幕府のアートディレクター同朋衆は、踊り念仏の時宗に起源する。当時、村落社会の宮座、信仰社会の念仏結社や別所、武家社会の会所で、「寄合の遊芸」が発展し、また兼好法師や鴨長明などの「評価」が貴族や武家に広がる。結果評価される幕府の月例行事を、遊芸に通じる時宗出身者が担い武家文化が育つと語る。
村井康彦 三一書房
Tags : 今治市河野美術館愛媛県美術館
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