小樽は天然の良港に恵まれ、古代から近世江戸時代の北前船へと交易に栄えた。近代は、商都として繁栄し、美術・文学などに優れた作家を輩出する。近代美術で最もはやく活躍した日本画家・筆谷等観は、風景画や仏教等をテーマに多層なるものの調和を描いた。当館では、小樽にゆかりのある作品を展示し古代と近代が重なりあう小樽の美を紹介する。
〒047-0031 北海道小樽市色内1-9-5
TEL:0134-34-0035
応挙(1733-95)は、写生を重視する。磨いた写生の技を生かした、心に響く構図性と色彩感、装飾的スタイルで、京などで人気。 当時、薬草を始め、実用的な面から博学の興味が高まる。応挙も三十代に非常に多くの写生図を制作する。当時の5帖、すべてが、実物の写生ではないが、 客感的に生を捉える、その筆を持つ手。また、うかがえる。
当城は、古代難波宮があった上町台地北端、蓮如の庵・坊舎から発展した(大阪)石山本願寺跡に建つ。現在の天守閣内では、豊臣秀吉ゆかリの品々、戦国時代、大阪城にまつわる資料、秀吉の作った組み立て式黄金の茶室の原寸大復元模型等が展示される。 ー秀吉の城は、白壁ではなく安土城同様、黒漆の下見板張であった。
〒540-0002 大阪市中央区大阪城1-1
TEL:06-6941-3044
“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。
白洲正子 講談社文芸文庫
Tags : 北海道市立小樽美術館美術館
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