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東郷湖

県中央にある当湖は、「鶴の湖」と呼ばれ山陰八景の一つ。周囲12km深度2～7m、日本海に通じる汽水湖で、夏期に海水が逆流するためワカサギ・シラウオ・コイ・フナ・ウナギが豊富。網の四隅に竹を張り、湖岸の小屋から滑車で上げ下ろし、エビ・ワカサギ・シラウオを獲る昔ながらの「四ッ手網」は、湖畔のシンボル。

四ツ手網

鳥取県東伯郡湯梨浜町

TEL：0858-35-3111 (湯梨浜町役場産業振興課)

東博百選

黒田清輝　「湖畔」
明治３０（1897）年　東京国立博物館蔵　樺山愛輔氏寄贈

明治時代に洋画壇をリードした黒田が、箱根・芦ノ湖でのちに妻となる女性、金田種子（当時23歳）を、異国的な雰囲気を醸し出すモデルとする。パリで外光を描く技法を学んだ後、日本の夏の高地の湿気の空気を、淡くしなやかに描く。そして画面全体を包み込む。 1899年のパリ万博に満を持して出展した日本独自の洋画表現の作品。

畿内七道

鳥取の自然美

鳥取県立博物館

当作は、印画紙をたわませ、ネガの画像を焼き付ける技法で制作。塩谷定好(1899-1988)の自宅が近い鳥取県琴浦町赤碕の海を撮影。塩谷は身近な風景を通して、自然の実像に迫る写真家。当博物館は久松山下鳥取城跡内に建ち、鳥取藩ゆかりの絵師などが描いた鳥取の自然から生まれた美術作品、時に美しい風紋が描き出す鳥取砂丘など、郷土の自然を紹介する。