古代・弥生時代から集落がある小布施。江戸時代は北信濃の中心として栄え、幕末晩年の葛飾北斎が画業70年の集大成をはかる町。北斎は豪商の庇護の下、東町・上町の二基の祭屋台と岩松院に天井絵を描き遺す。当館は、祭屋台と北斎肉筆画などを収蔵展示する。天井絵の力感と波の鮮明な青さが、北斎の尽きぬ情熱を伝える。
〒381-0201 長野県上高井郡小布施町大字小布施485
TEL:026-247-5206
晩夏から初秋、朝日に染まる赤富士。 輸入の顔料、ベルリアンブルー(ベルリンの藍)で際立たす。 西洋から立体描写を学び、木版画の平面に色彩の組み合わせ、奥行きを描く。 光を色彩であらわし遠近を描く、西洋の印象派にも影響を与える。
当公園南側東京湾最奥部約1800haにわたる干潟、浅い海域。スズキ・カレイ・アサリ・パカガイ・ノリなど豊富な餌を求めて、ハマシギ・コアジサシや野鳥が訪れ、幕府に魚介類を献上する御菜浦(おさいうら)として繁栄。時に富士山山頂と太陽が重なる大気光学現象が眺められる。江戸期より体感する豊穣の海、三番瀬。
〒273-0016 千葉県船橋市潮見町40
TEL:047-435-0828
本書はマンガ史研究者の著者が、風刺画家ビゴーの作品紹介を通じ、明治日本の社会・風俗・習慣を点描する。リアルで滑稽で、おもしろく辛辣で、事実に暗示が入り、洒落て本当がある。江戸期北斎たちの浮世絵が、明治ビコーたちの風刺画にかさなる。江戸期の花鳥風月が、アールヌーヴォーのルネ・ラリックにかさなるごとく。
清水勲編 岩波文庫
Tags : 北斎館長野県
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