120万年前に大阪生駒断層が隆起し生駒山地ができ、川が山から土砂を運び、古代大阪市にあった河内湾に扇状地ができる。生駒山は神奈備の山として信仰される。生駒山をご神体とする当社は古くから火の神として崇敬され、雄略天皇3(458)年総国風土記に記載され、平安時代から天皇の大嘗祭に関わる火きり木を献上する。生駒の杜には畏怖の念を感じる。
〒630-0222 奈良県生駒市壱分町1527-1
TEL:0743-77-8001
扇の形の紙を冊子にし、法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、貴族や庶民の暮らしを描く。法華経10巻などを書き写す当作品は、この時代に慈しみ楽しまれた紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品。 雁皮(ガンピ)を原料として、光沢があ理、滑らかな上質の鳥の子紙(トリノコガミ)に、雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。
極細密、色鮮やかな描写で神により起こる出来事や夢の場面を描いた「春日権現験記絵」は、鎌倉時代の絵巻の名品。優れたやまと絵技法で、色彩豊かに精緻な画面が描かれる。そして延慶2(1309)年3月の目録が存在する。当社は、768年平城京の守護神として創建され、平安期、皇室や貴族が奉納した宝物が多く伝わり、当殿は平安時代の正倉院。
〒630-8212 奈良市春日野町160
TEL:0742-22-7788
本書が語る巨像とは、藤原不比等のこと。大化の改新の中臣鎌足の次男で、天武・持統期に大宝律令と日本書紀編集の国家事業を担う。その意味は、都城・律令・正史の国家モニュメントで天皇制を確立することであった。著者は、中国風の「革命の哲学」ではない、「非革命の哲学」により、戦闘なき国譲りが創作されたと語る。
上山春平 岩波書店
Tags : 奈良県往馬大社
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