当寺の総本堂、根本中堂には最澄上人自作の薬師瑠璃光如来が祀られ、御本尊に献じる灯りは、1200年間絶やさず菜種油を注ぎ「不滅の法灯」として護り継がれる。根本中堂から文殊楼を上り下り、延暦寺会館から急な坂道を5分ほど下ると法然堂。皇円阿闍梨のもとで鎌倉新仏教の魁、法然上人が得度した功徳院のあった旧跡。
〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
TEL:077-578-0521
痩身で、装身具も簡素な足を組み瞑想する菩薩像。 666年朝鮮半島で百済が滅ぶ。多数の王朝の民が日本に亡命。 朝廷の役人が、亡くなった半島出身の妻のために願いを込めた仏像。 —ハンカする台座の枠に「高屋大夫が亡き韓夫人のために」と刻まれ、仏像の痩身や腰から垂れる帯飾りで、朝鮮三国時代の仏像との関連も濃い。
当御所は、鎌倉時代の火災時に臨時の皇居、里内裏に再建されたもの。武家の時代に鎌倉幕府が再建を許さなかった古来の内裏の形を今に伝える。 現存の建物は安政2(1855)年の再建で中世平安様式にならう。北極星が座する紫宸殿は、公式典の正殿で、儀式の際左近衛兵、右近衛兵が配陣した場所には桜と橘が植生される。
〒602-8611 京都市上京区京都御苑3
TEL:075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)
鎌倉からの中世を、密教を中心に神道的なものも含め、寺社体制を組み入れ、宗教の世俗化を促進させたと本書は読み解く。武士が中心となってリアリズムを求めただけでないと。法皇、八幡宮、神宮、中国・唐から舶来した知識やシステムを選択し、神と結びつけ仏教を広め、古代からの王法と仏法をかさね構築する日本が見える。
黒田俊雄 法藏館
Tags : 比叡山延暦寺滋賀県鎌倉
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