指宿にある当館は、南に開かれた日本の玄関としてさまざまな海外の文化を受け入れ、転換した薩摩の歴史を3,000点に及ぶ美術品を通じ伝える。当品は幕末・維新を迎える20世紀後半の作品。白釉を施す磁器に、不透明な赤釉、透明な緑・黄・紫・青色釉の上絵をつける錦手は、東インド会社用の古伊万里に見られる手法である。
〒891-0404 鹿児島県指宿市東方12126-12
TEL:0993-22-3131
柔らかく暖かな雰囲気、九州・有田の柿右衛門のスタイル。平安時代から和様の花鳥図を題材に、暖色系の色彩で描かき、非対称、乳白色の余白、豊かな構図。 上絵の色には、赤・黄・緑、そして青・紫・金など。 また茶発色のウワグスリで、口縁を飾る。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷(コクタニ)様式と異なる。
右隻は日本に到着した黒い南蛮船と南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、左隻には白い唐船が入港する中国の港町を描いた大変珍しい作品。細部まで丁寧に描きつつ全体の調和が取れた描写が見どころ。慶長年間(1596-1614)狩野派正系の画家狩野孝信の作といわれ、日本と中国3つの港、屏風の間に旅がまた観える。
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
最初は刀匠の話である。叙述の半分くらいが物語仕立てになる。しだいに正統派の刀工以外の“変わり者”に愛着を向けていく。次に陶工の話に入る。瀬戸や久尻や美濃に出向いて話を集め、しだいに陶工たちの図柄が見え、黄瀬戸や志野が出てきた背景も出てくる。
海音寺潮五郎 中公文庫
Tags : 薩摩伝承館鹿児島県
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