「金沢三文豪」のひとりと謳われる小説家・徳田秋聲は、自然主義文学の大家として、明治・大正・昭和と三代にわたり活躍した。その作品は「小説の名人」と讃えられる技巧の高さとともに、弱者への眼差しを忘れぬ、庶民の生活に密着した作風を特徴とする。当館では、彼の生涯と業績を紹介し、温かな眼差しの原郷を辿る。
〒920-0831 石川県金沢市東山1-19-1
TEL:076-251-4300
草稿ともいわれて、粗いソクヒツ(速)筆で大胆に描く、閑静で奥深い表現。モヤに包まれ見え隠れする松林に、何気ない風情。 故郷の石川・七尾の海岸とも重なる、息子久蔵(1568-1593)と死別した頃の作品。 等伯(1539-1610)は、師と考え模範として、私淑(シシュク)したのは、中国・南宋、13世紀後半の画僧牧谿(モッケイ)。 自然に忠実たろうとするそのスタイルが、日本で反映された貴重な作品。 近世水墨画の最高傑作。
当図は、等伯28~31歳頃制作と推定。空海の請雨修法で現れたと伝わる仏を、頭頂部に蛇を金色の龍に換え、右手に三鈷杵の剣、左手に如意宝珠を持つ女形童子に描く。等伯の生地七尾は、古代国府・国分寺が置かれ、中・近世都の畠山文化と北前船の町衆文化がかさなる。また朝鮮の渡来神を祀る熊甲神社「お熊甲祭」がある。
〒926-0855 石川県七尾市小丸山台1-1
TEL:0767-53-1500
「この道はいつか来た道、ああそうだよ、あかしやの花が咲いている」三好達治だったか、白秋の作品では童謡が最もすぐれていると言ったのは。白秋は昭和の戦争の渦中、ひたすら日本回帰の人となり、日本語だけがもつ風来ばかりに耳を澄ませていたように思える。
北原白秋 角川書店
Tags : 徳田秋聲記念館石川県
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