紀州鉱山は紀伊熊野銅山の一部で、奈良時代には金銀銅の採掘が行われ、東大寺の大仏鋳造にも献上の記録があり、江戸時代には鉱山は30箇所にのぼった。当館では、江戸時代から昭和の紀州鉱山の様子を、実物や模型を使って展示。また、鉱石の採取体験も可能で、日本一ともいわれる大蛍石が発光する様子も見られる。
〒519-5413 三重県熊野市紀和町板屋110-1
TEL:0597-97-1000
密教(ミッキョウ、秘密仏教)儀式の仏具で、大いなる存在を、目覚めさせ、喜ばすための鈴。 神秘的な渦巻きの文様はじめ、いつくもの帯状の文様が側面をめぐる。知恵の世界、金剛界と慈悲の世界、胎蔵界のそれぞれ四仏の仏を象徴する神聖なる文字、インドの梵字(ボンジ)をあわわす種子(シュジ)が、花の優雅な文様を伴い現れる。 優美な姿と豊かで精緻な装飾が調和。高い格調を造形する。
紫香楽宮で天平15(743)年に毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)建立の詔が発願され、甲賀寺(こうかてら)の建設が開始された。聖武天皇は紫香楽宮を仏都と定め、その建設に情熱を傾けたが、その時は、その想い実現せず。平城京に戻り、改めて天平勝宝4 (752) 年に建立し完成したのが現在の東大寺大仏。現在、甲賀寺跡約3.3haは国史跡に指定され、現存丘陵に300余の礎石が残り、松林の中に往時の風景をとどめる。
〒529-1803 滋賀県甲賀市信楽町牧
TEL:0748-69-2251 (甲賀市歴史文化財課)
仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。仏教と密教の流れをアジアの流れに組み込み、生命の流れと意識の流れを刳り貫いて、それらの流れの重なりを空海自身の夢と描く、日本史に残すべき松岡正剛の渾身作。
松岡正剛まつおかせいごう 春秋社
Tags : 三重県国史跡紫香楽宮跡東大寺空海の夢紀和鉱山資料館
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