本物を知る桑名な豊かな歴史を紹介するミュージアム。古代から畿内と東山道つなぐ交通の要所の桑名。江戸時代、木曽からの木材や美濃・飛騨の天領からの物資が集まり、江戸への中継地として栄える。高橋波藍は江戸時代後期の画家。竹で編んだ花籠は、和歌や能や狂言にも詠まれ登場する、日本の面影を伝える大切なアイテム。近代になっても伝統文化を忘れなかった桑名の美意識を表す。
〒511-0039 三重県桑名市京町37-1
TEL:0594-21-3171
半筒形の茶碗は天正年間(1573-1592)後半に流行する。 柔らかいモグサの土を使い、真円でなく、高低がつく茶碗の口縁、少し張りのある胴。胴を載せる台、高台(コウダイ)の裏側は、粘土を貼り付けた無雑作な、シイタケの裏のような表現の椎茸高台。 鉄を含む鉱物を砕き塗り、筆で絵を描き、白いユウヤクをかけて焼く。 白い茶碗に、鮮やかな緋色(ヒイロ)の鉄絵。 温もりと振動のイマジネーション。
木曽・長良・揖斐の三川河口にある桑名は、室町時代は堺と同じ自由都市だった。江戸時代は、熱田神宮の宮宿と結ばれ宿場町。明治時代、米穀業などで栄えた諸戸家二代目清六は、ジョサイア・コンドルに木造ルネサンス様式の洋館を依頼する。広大な敷地に建造物群と庭園で構成された邸宅は、創建時の姿を残し公開されている。
〒511-0009 三重県桑名市大字桑名字鷹場663-5
TEL:0594-24-4466
明治2年、横浜に書籍や医薬品を輸入販売する丸屋商社が設立され、福沢諭吉に学んだ創業者早矢仕(はやし)有的(ゆうてき)は、「日本人であるかぎりは日本全体の繁栄をはかり、日本国民の幸福を助成すべき責務がある」との設立趣意書を残した。それが今の丸善となる。
加来耕三 学陽書房人物文庫
Tags : 三菱一号館美術館三重県博物館日本創業者列伝桑名市博物館美術館
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment