大歩危峡は、ちょうど四国の真ん中剣山国定公園の一角にある。吉野川を挟んで両岸の岩は県指定の天然記念物。秘境大歩危峡を楽しむには、明治24~25年からの歴史ある当観光遊覧船の川下りが最適。船頭の軽快な説明で、2億数千万年前から侵食された岩の造形美、季節の移ろう紅葉や新緑の美しさのかさなりがより深まる。
徳島県三好市
TEL:0883-84-1211 (大歩危峡観光遊船有限会社)
上杉家から三島大社に奉納された太刀、刀を下げる帯、金属で編む兵庫鎖。 鞘(サヤ)には、漆の上に多くの金粉を蒔き研ぎ出し、デザインを統一の揃い金具に、 銀箔を押した金メッキのつがいの鳥文様を、少し浮かび上がらせ、鍔(ツバ)には、飛ぶ鳥を透し彫り。平安・鎌倉時代に実用の太刀で、のち奉納用として製作される。 古来珍重される太刀の福岡一文字派により、銘は一。
当山は四国第2の高峰で標高1955m。見の越よりリフトで15分、徒歩40分で山頂に着ける。眼下に四国三郎・ 吉野川、北には瀬戸内海越しに鳥取大山まで眺望が抜け、東には紀伊山脈が望める。山頂は平坦な草原で「平家の馬場」と呼ばれる。山名は、平家擁立の安徳天皇とともに消えた三種の神器の剣に由来するという。
徳島県三好市・美馬市
TEL:0883-72-7600 (三好市産業観光部)
日本人の原郷、祖霊が住むマザーカントリー、常世。そのイメージは、クスノキに託された。南方熊楠は、南の海からきた日本人の源流は楠神を崇めたとし、神話のスサノオはスギやクスノキで舟をつくる。本書は常世を深層意識とし、産土を例とし、他民族と共有する世界観や宇宙観を成熟させ、細部を洗練させた日本人を評価する。
谷川健一 講談社学術文庫
Tags : 剣山吉野大歩危峡徳島県遊覧船
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