当渓谷は田辺市の中央を流れる会津川上流にある。ユニークな形をした大小無数の奇岩が点在する。不動滝の上方、堂本印象の原画を基にした磨崖三尊大石仏が一枚岩に刻まれている。その特別な景観の調和は圧巻である。またその調和から南方熊楠のいう、自然原理の多くを一度に知れる必然性の因果と偶然性の縁がクロスを体験。
〒646-0001 和歌山県田辺市上秋津
TEL:0739-26-9929 (田辺市観光振興課)
鎌倉時代初期の歌人藤原定家(1162-1241)の日記、『明月記』は、治承4年(1180)から嘉禎元年(1235)までの56年間に渡り、詳しく記録されている。本品は天福元年(1233)6月の記。その時定家は72歳で,正二位権中納言。1日条より29日条までの記事を収められ,定家の晩年の筆の特徴が顕著。
高山寺の中興開山として知られる明恵上人が、自ら見た夢を記録したもの。明恵は19歳の頃より約50年にわたって見た夢を記録しつづけた。記される夢の内容は多岐にわたるが、そこには彼のその時々の思考や行動が反映されている。本夢記は七紙より構成され、建永二年・承元三年・建暦元年、および年紀不明の部分を収める。
〒630-8213 奈良市登大路町50番地
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
「私は日本に一目惚れしてしまった。その魅惑をふりはらおうとしたがだめだった。時がたっても、その魔力は薄れなかった」と書き残したディキンズ。幕末来日のイギリス人医師で、東京帝国大学初代日本語学教授でロンドン大学事務総長。帰国後北斎を研究し、南方熊楠と一緒に『方丈記』を訳したディキンズを本書は紹介する。
秋山勇造 御茶の水書房
Tags : 不動滝和歌山県奇絶峡
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