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石見銀山 羅漢寺

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石見銀山 羅漢寺

当寺の彩色五百羅漢坐像は、江戸時代に石見銀山で亡くなるひとの供養のため、温泉津(ゆのつ)町福光の石工、坪内平七親子一門が約25年かけて三基の反り(そり)橋とともに彫像。羅漢は、仏とひとの中間に位置する。石造・反り橋は淡い青緑色の、(1500-1600万年前という)長久の歳月海底で堆積した凝灰岩、当地の福光石が使われる。永遠なる魂の旅を支え随伴する。

五百羅漢坐像

〒694-0305 島根県大田市大森町804

TEL:0854-88-9950 (大田市観光協会)

東博百選

蓬莱山蒔絵袈裟箱(ケサバコ)法隆寺献納宝物(ケンノウホウモツ)
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

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袈裟などの衣類を運ぶ箱。仙人が金・銀の宮殿に住むと、古代中国で言われた東の海に現れる島、蓬莱山を長寿の亀や鶴と描く。 蓋(フタ)のような形のため、別の箱の身と組み合わされた。 しかし側面の松喰鶴(マツクイヅル)の向きから、もともとは単独で、衣服を入れる広蓋(ヒロブタ)や髪道具など一時入れる乱箱(ミダレバコ)のように衣類等を整理・運ぶためのものと推定される。 金粉を蒔いた後に、絵を研ぎ出す技法、研出蒔絵を、疎と密に使い分け、表現する幻想性。平安時代後期の蒔絵の名品。

畿内七道

銭幣館コレクション

日本銀行金融研究所貨幣博物館

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当館は、太平洋戦争末期に貨幣収集界の第一人者、田中啓文氏の収集品「銭幣館コレクション」を譲り受け、引き続き収集を重ね、東洋貨幣に関して世界的に充実した貨幣コレクションを有する。銭幣館コレクションは、和銅開放、天正大判、寛永通宝、藩札の日本貨幣、中国・朝鮮・ベトナム・タイの東アジア貨幣等で構成される。

〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町1-3-1 日本銀行分館内

TEL:03-3277-3037

千夜千冊

折りたく柴の記

折りたく柴の記徳川幕府第六代将軍家宣に仕えた新井白石は、進取の気性をもち元禄バブルの崩壊後の国の設計に取り組む。将軍の対外称号を「大君」から「国王」への変更、朝鮮使節の待遇改善などを処理し、金銀の海外流失や貿易の節度に関心をもち、貨幣主義と貿易不要論を貫く。本書は白石の人生の苦節と幕政改革の工夫と苦労を語る自伝。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

新井白石
中公文庫

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