鶴岡市にある当寺は、平安時代に妙達上人が草庵を結び始まる。江戸時代、北廻り航路の発展と共に海の守護・龍神様のお寺として龍神信仰を広めた。山門横の五重塔は「魚燐一切供養の塔」。魚を供養するための彫刻は水・海・魚が意匠デザインされ、珍しい。また龍王殿などの壮大な伽藍は1200年の信仰の歴史を今に残す。
〒997-1117 山形県鶴岡市下川字関根100
TEL:0235-33-3303
滋賀・琵琶湖に浮かぶ竹生島に伝わった装飾したお経の巻物、 装飾経(ソウショクキョウ)。 寿命が長い和紙・トリノコガミに、ニワカに溶かした金銀で、草や花、蝶や霊鳥、柔らい書体のお経。生きて極楽浄土を迎えたい平安貴族、願いの名品。 この方便品のほか、同じ巻第6から分断された竹生島の宝厳寺蔵の序品の存在が確認されている。
慶長8(1603)年、豊臣秀頼の宝厳寺再興時に、京都東山の秀吉を祀る豊国廟の極楽門を移築した桧皮葺の屋根を持つ門。極彩色の彫刻と飾金具で飾ったその華麗さは、桃山様式の唐門の代表的遺構。また元々は、秀吉築城当時の大坂城本丸曲輪にかかった屋根を持つ極楽橋との指摘もある。秀吉の大坂城天守の唯一の遺構ともなる。
〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664
TEL:0749-63-4410
平安時代、関白頼忠の子の藤原公任が娘の結婚の引出物として編集したアンソロジー。漢詩は適宜、朗詠しやすいような詩句だけ抽出し、白楽天や菅原道真が多く選ばれ、和歌では紀貫之など紫式部好みが選ばれる。和漢を並列し、王朝感覚をわかりやすく伝える。
川口久雄 訳 講談社学術文庫
Tags : 善寳寺山形県龍澤山
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