本書は秀吉の猛然たる執念の起源を捉え、利休の末子に紀三郎を創造的に設定し、秀吉の愛憎半ばの癇気と情気をぶつけられ、その本質を見通すようになったかもしれない利休を対比的に描く。利休が弟子の山上宗二の無惨な死をきっかけに、秀吉への抵抗に追いこまれていく様子を日本文学最高の格調で、77〜78歳の著者が描く。
野上弥生子 中央公論社
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