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鹽竈神社

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鹽竈神社

鹽竈神社の敷地には志波彦神社がある。鹽竈神社は、東北鎮護・陸奥国一之宮で、志波彦神社に記載された「延喜式」にも記載された名神大社。鹽竈神社は、製塩の神、海彦山彦の神話に登場する塩土老翁神(しおつちおじのかみ)を主祭神とし、武神である、茨城、鹿島神宮の祭神、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、千葉、香取神宮の祭神、(ふつぬしのかみ)を共に祭る。慶長5年(1600)伊達政宗が仙台に居城を移し、慶長12年(1607)社殿を造営。歴代藩主は鹽竈神社の大神主であり、社領・太刀・神馬等を寄進する。特に江戸時代13度を数える太刀の奉納は、仙台藩の刀工はじめ諸職人の心・技の結晶。

藩主奉納の太刀

〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1-1

TEL:022-367-1611

東博百選

梨地葵紋蒔絵糸巻太刀(イトマキノタチ)
江戸時代 19世紀 東京国立博物館蔵

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山野行楽図屏風 与謝蕪村筆

11代将軍の徳川家斉(イエナリ 1773-1841)が、江戸幕府を開く家康公の二百回忌に、東照宮に奉納した糸巻の太刀。鞘(サヤ)の上部を、柄(ツカ)もまく糸で巻く、格調高い太刀の外装、拵(コシラエ)。 漆を塗り、金、銀、錫を一面に蒔き、梨の表面のように研ぎ、また家紋の葵を研ぎ出す。金具は、先端が小さい輪状の刃のハガネ、魚々子(ナナコ)ハガネで、金属面に小さな円文を連続した一面に打ち出した地面に、家紋の葵をまた散らす。

畿内七道

東北歴史博物館

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東北歴史博物館

多賀城廃寺跡隣接の東北を代表する歴史博物館。所蔵の当復元模造は、芭蕉が蛍火の昼は消えつつ柱かなと詠んだ金色堂の柱。白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、長押にいたるまで、透かし彫りの金具・漆の蒔絵など、有機的に一体になった平安時代後期の工芸技術を紹介。平泉と中尊寺の中国・風水思想と浄土思想の重なりも伝える。

中尊寺金色堂内陣柱復元模造

〒985-0862 宮城県多賀市高崎1-22-1

TEL:022-368-0101

千夜千冊

平泉・衣川と京・福原

平泉・衣川と京・福原平安時代は、京都王朝中心よりむしろ地方の時代だった。続いて源頼朝が、北の平泉と西の福原の両方を蹴散らかして新たに鎌倉に幕府を築いたが、それは風水にもとづき、「武の雅」を謳う「北の平泉的なもの」と「西の福原的なもの」の統合であったのではないか。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

入間田宣夫
高志書院

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