15世紀統一の琉球王国は、王府に貝摺(かいずり)奉行所を設け漆器製作を管理した。初期の螺鈿は、朱漆に近海で取れる夜光貝を比較的薄く加工した貝を組み合わす。薩摩が侵攻した17世紀からは日本の武家好みに黒漆に細かな貝で文様を表す作品も多く制作。端麗なる螺鈿作品は、将軍家はじめ大名家などへの贈答品に使われた。悠久なる宝モノ。
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「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」—平安の歌物語、「伊勢物語」第九段三河国八橋の情景。 この作品に、物語絵にありがちな説明的な要素はなく、主題の本質を鋭く追及。 漆で描いて金銀を蒔く蒔絵で、貝殻の真珠層をはめ込む螺鈿で、大胆に立体的にデザイン化。光琳蒔絵、王朝文化を再生!
島津家芝高輪・白銀邸で天保3(1832)年正使豊見城王子の謝恩使・琉球使節が、舞楽披露を描く。第二尚氏時代の琉球舞楽を知れる。琉球使節江戸上りは、将軍代替わりを祝う慶賀使と琉球国王代替わりを感謝する謝恩使があり、寛永11(1634)~明治5(1872)年の間に計19回。永青文庫も同系統の写本所蔵。
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
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最初は刀匠の話である。叙述の半分くらいが物語仕立てになる。しだいに正統派の刀工以外の“変わり者”に愛着を向けていく。次に陶工の話に入る。瀬戸や久尻や美濃に出向いて話を集め、しだいに陶工たちの図柄が見え、黄瀬戸や志野が出てきた背景も出てくる。
海音寺潮五郎 中公文庫
Tags : 沖縄県浦添市美術館美術館
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