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長谷寺

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長谷寺

当寺は、日本を代表する観音霊場。8世紀前半に創建され、以来、この地初瀬は神聖な場所。当寺は727年、近江国高島から流れきた楠の霊木を徳道上人が観音像に造像し本尊とする。現在の本尊、十一面観音像は、高さ10m以上の日本最大の木造仏で、1538年大仏師運宗の作像。観音像の静けさと初瀬の風景が調和する。『万葉集』に詠まれる当地初瀬は、大いなるものと繋がる聖地、天武天皇皇女も伊勢斎王となるため潔斎を行う。

本尊十一面観世音菩薩立像

〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1

TEL:0744-47-7001

東博百選

観音菩薩立像 法隆寺献納宝物
飛鳥時代 7世紀 東京国立博物館蔵

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フタエにあどけない童子の姿。唇はごくわずかに朱色。右手で胸に垂らす飾を押え、左手で天衣をとり、端正に直立する。装身具や衣、台座の縁を特殊な彫刻刀(タガネ)で、丁寧に、丁寧に2個1組の小さな点が並ぶ複連点(フクレンテン)の文様を打ち出す。そうして気品が、醸し出された。—台座の枠、かまちに線刻した各狭間の内部には、墨を塗った痕跡もある。

畿内七道

十一面観音立像

奈良国立博物館

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少年のような可憐な表情をもつ十一面観音像。承久3(1227)年仏師善円の造立で、春日大社 の本地仏として制作されたと思われる。なら仏像館(旧本館)は開館当初の建築で、宮廷建築家片山東熊の設計。仏教美術を中心に貴重な文化財を展示紹介。

〒630-8213 奈良市登大路町50番地

TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)

千夜千冊

アマテラスの変貌

アマテラスの変貌南太平洋から東アジア全域にわたるルーツが想定されるアマテラス。古代6世紀の天武天皇のころから天皇家の祖神として考えられ、祟り神の性格が消失し、統治の神が付与される。中世神仏習合の中で“あまねくてらす”普遍的な神として変貌していく。その変貌には、日本の神仏思想の本質と矛盾が集約されていると本書は語る。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

佐藤弘夫
法蔵館

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