当館は木曽街道六十九次全ての宿場が描かれた初摺、後摺の揃物121点を所蔵する。馬籠宿(まごめじゅく)は、旧長野県山口村で現岐阜県中津川市にあり、木曽十一宿の中で一番南に位置し、「夜明け前」の藤村が生まれた地。宿場全体が山の尾根に沿って形成され、急な坂が多いが、広重が浮世絵に意匠的に描いたように恵那山の眺望が美しい。
〒509-7201 岐阜県恵那市大井町176-1
TEL:0573-20-0522
1853年、ペリーの黒船来航。 広重が死の直前まで制作した代表作。近景、遠景の何気ない江戸の風景を、 フカン、チョウカンの視点を駆使して斬新な構図。多版刷りの技術も工夫を重ねて風景浮世絵としての完成度は随一。 広重は来たる時代を感じ、日本の情愛ある美しさを保全した。
中山道中津川宿は、江戸幕府直轄の地であり、江戸と京都の中間地点。その重要な宿場で書き残した情報集が風説留。当資料から皇女和宮降嫁の行列の様子や「坂本龍馬」の薩長盟約前後の極秘行動を、ペリー来航、火山噴火や地震災害、幕府と長州の争いなど、混乱する幕末の状況下で、中津川宿の商人達が把握していたことを示す。
〒508-0041 岐阜県中津川市本町2-2-21 NTT西日本中津川ビル
TEL:0573-66-6888
臨床心理療法をヨーロッパで学んだ著者は、帰国後日本人の心のありかたが西洋人のそれとは異なっていると気づく。そしてその深層構造を日本の神話に探す。アマテラス・ツクヨミ・スサノオの中でツクヨミは無為の神のように、日本の神話は中空構造を持つ。“中ヌキ”。矛盾を排除しない長所、いざというと無に逃げる短所。
河合隼雄 中公文庫
Tags : 中山道広重美術館岐阜県広重美術館美術館長野県馬籠宿
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment