当社は中世の頃から、上皇はじめ庶民まで広く信仰を集めている熊野三山のひとつ。(日本で初めての夫婦になる)日本列島国生み神話の伊邪那岐命・伊邪那美命を祀り、熊野十二所大権現と讃えられる神々を祀る。 10月に行われる当社の例大祭は、高天原から降り立った神々が、熊野川を神幸船で新宮(神域)に渡る来臨の様子を再現する国指定重要無形民族文化財の祭り。
〒647-0081 和歌山県新宮市新宮一番地
TEL:0735-22-2533
鎌倉時代初期の歌人藤原定家(1162-1241)の日記、『明月記』は、治承4年(1180)から嘉禎元年(1235)までの56年間に渡り、詳しく記録されている。本品は天福元年(1233)6月の記。その時定家は72歳で,正二位権中納言。1日条より29日条までの記事を収められ,定家の晩年の筆の特徴が顕著。
狩野益信(1625-1694)は、松花堂昭乗に書を学び、狩野探幽の養子となり、黄檗宗隠元導師に明の最新画法「逆遠近法」を学ぶ。ゆえに益信が描く孔雀は、動くかごどく観るものに迫りくる。聖護院は、園城寺(三井寺)の智証大師円珍の流れを継ぐ増誉(ぞうよ)僧正が創建。増誉は白河上皇の熊野詣の先達をつとめ、当寺で全国修験者を統括する。
〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15
TEL:075-771-1880
神は在るもの、仏は成るもの。神は来るもの、仏は往くもの。神は立つもの、仏は座るもの。神はやってきて、そこに感じると去っていく。神道は神教ではなく、「センス・オブ・ワンダー」を感じる事と著者はつづる。多神教ではなく、ただ多神と多神が合わさって「センス・オブ・ワンダー」をつくり、そこに祈りが発達したと。
鎌田東二 PHP新書
Tags : 和歌山県熊野速玉大社
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