- 白綸子地板橋に桜文字入文様絞繍小袖
- 本品は寛文(1661-1672)文様の好例。折れ曲がる板橋は鹿の子絞り、桜は刺繍で表現し、花と春の文... 続きを読む
丸紅コレクション
丸紅コレクション
安政5(1858)年、伊藤忠兵衛が麻布の「持下り」行商を始めた丸紅は、古代衣裳を図案研究のため収集した。白綸子地板橋に桜文字入文様絞繍小袖(しろりんずじいたはしにさくらもじいりもんようししゅうこそで)— 本品は寛文(1661-1672)文様の好例。折れ曲がる板橋は鹿の子絞り、桜は刺繍で表現し、花と春の文字が金糸で刺繍。春を代表する桜花を強く意識した文様の新意匠は、小袖が流行として、人々に意識されてきた証拠。
伊藤忠兵衛をはじめ近江商人は、売り手、買い手、そして地域社会に利がる、三方よしの商売を信条とした。和と美が共存。それは衣装だけではない。
〒541-8588 大阪市中央区本町2-5-7
TEL:06-6266-2105(大阪 丸紅)
東博百選
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