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母畑湖

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母畑湖

この湖面は、夏には山の緑に対比して青く澄み、秋には紅葉に彩られる山鏡となる。「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に」とかかる景観である。石川町は奈良時代、陸奥への入口の石城国。1063年源有光が摂津国から移り住み、開発と支配を行う。この湖面のように平安の真情豊かなる歌人、和泉式部の生誕地と伝わる。

和泉式部調の景観

〒963-7801 福島県石川郡石川町

TEL:0247-26-9113 (石川町役場企画商工課)

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

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醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

石山寺

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石山寺

琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸に位置する、奈良時代創建の古刹。境内全体が天然記念物の硅灰石の巨大な岩盤の上に建つことから「石山寺」という。33年に一度ご開扉される秘仏の本尊如来輪観世音菩薩も岩の上に坐している。硅灰石の上にモミジ越しに垣間見えるのは、建久5(1194)年に建立された国宝の多宝塔。日本最古最美の多宝塔として、訪れる人々を魅了する。

天然記念物の硅灰石

〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1

TEL:077-537-0013

千夜千冊

土佐日記

土佐日記 承平4年(934)、4年間の土佐守の任期を終え、京に戻る55日間の旅を、「男がすなる日記」を「女がしてみむとてする」と、日記を創作し、和歌を入れ、仮名文字でつづる。中国の漢字、書に対し、日本の仮名文字、書を確立する道を開いた土佐日記。それは60歳を過ぎ最晩年の貫之が、後世日本に残した贈り物だった!

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

紀貫之
角川ソフィア文庫

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