日光三名瀑。男体山の噴火により湖や滝、草原や湿原の景勝地が生まれる。周辺の岩間からも細い糸が垂れるようで瀟洒の趣がある。奥の細道で芭蕉は「暫(しばら)くは滝に籠(こも)るや夏(げ)の初め」と詠む。しかしその景勝地も奈良時代勝道上人が初登頂に成功し開山するまで人を寄せ付けぬ神の山。この滝の流れも神秘なる意識の流れとも見える。
〒321-1400 栃木県日光市丹勢町
TEL:0288-21-5170 (日光市観光振興課)
法隆寺献納宝物の中の2面の鏡。 ともに光明皇后(701-760)が、天平8(736)年2月24日聖徳太子忌日に法隆寺に奉納した、よく溶かした、青銅より硬い白銅で鋳造した大型鏡。 優れた鋳造で、皇后の太子への畏敬を表す。 鏡の裏面のデザインは、四方に、険しい山に樹林、岩に座る人に獅子と鹿、鳥、波間には釣りする人を表す。中国風。
当寺は奈良期勝道上人の創建で開創し、鎌倉期神仏習合、山岳修行が発展。江戸期輪王寺宮が天台座主と上野寛永寺山主を兼ねた。伽藍配置が関東一大霊山の歴史を表す。当館が所蔵する熾盛光曼荼羅図。熾盛光は大日如来の仏頂上より発する偉大な智慧、その曼荼羅は天変地異や疫病の鎮静・息災を祈願する。
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
TEL:0288-54-0531
仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。仏教と密教の流れをアジアの流れに組み込み、生命の流れと意識の流れを刳り貫いて、それらの流れの重なりを空海自身の夢と描く、日本史に残すべき松岡正剛の渾身作。
松岡正剛まつおかせいごう 春秋社
Tags : 栃木県男体山裏見の滝
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