当巨石群は「岩屋岩蔭遺跡巨石群」「東の山巨石群」「線刻石のある巨石群」からなる。推定2500年以上前の巨石の役目は、太陽運行から節目の時期を知る観測台。唯一記号表現を持つのが「線刻石のある巨石群」。夏至の太陽軌跡の方位と高度を2本の線刻に刻む。周辺に8000年前からの住居跡や土器等が多数出土する。
〒509-1622 岐阜県下呂市金山町岩瀬
TEL:0576-20-4118 (金山巨石群リサーチセンター)
京都・曼殊院に伝来の「秋景山水図」「冬景山水図」。もとは、四季山水図4幅があり、その内の2幅であった可能性がある。 細い線で簡略化した、岩や山の表現。安定感のある構図に力強い筆使い。 「秋景」は山や建物を下に集め、広がる空間は上に、 「冬景」は岩や山を上に反時計周りの螺旋状、画面空間に意図的に奥行きを作る。 古典的な描写法を捉われずに組み合わせて、たどり着けないほどに、美を造形する。
国内観光鍾乳洞では日本一の標高900mにある飛騨大鍾乳洞。1965年に発見される。膨大な時間と大自然が造り上げた驚異の芸術品。鍾乳洞からはウミユリやフズリナなどの化石が発見され、2億5千万年前は海の底だったことが窺える。海底の珊瑚が死んで石灰石となり、長い年月をかけ太古の南海の海底を旅して運ばれた。
〒506-2256 岐阜県高山市丹生川町日面1147
TEL:0577-79-2211
出雲神話の大国主は木の俣で殺され、再生し、逃げたりする。キリストも十字架という木の俣で死と再生をする。大国主の伝承は、世界にまたがる世界樹伝説や洪水伝説や迷宮伝説が断片的にかかわる。著者は、「見えざる旅人」がたえまなくやってきた日本では、その気でめぐりめぐればキリストとも大国主とも出会えるとする。
中西進 文藝春秋
Tags : 岐阜県調査資料室金山巨石群
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