日本海に面する能代は、658(斉明天皇4)年、蝦夷征伐の阿倍野比羅夫が訪れた地、渟代(ヌシロ)と日本書紀に登場し、771(宝亀2)年に、渤海使節来航の湊と記録される。ヌシロはアイヌ語の「台地上の草原地」に由来。強い風が安定的に吹く沿岸3kmに、現代の循環するチカラ、風力発電機が、横一列24基設置される。
〒016-0179 秋田県能代市浅内
TEL:185-89-2179 (能代市観光振興課)
明治11(1878)年に奈良・法隆寺から皇室に献納、第二次大戦後、国に移管された聖徳太子ゆかりの宝物300件あまりを収蔵・展示する。 ニューヨーク近代美術館新館など美術館建築も数多く手がける谷口吉生(ヨシオ 1937-)の設計、平成11(1999)年に開館。 谷口が設計で目指したもの、—静寂や、秩序や、品格のある環境を、この場所に実現すること。展示・収蔵室の箱とロビーやレストランの箱。2つの箱の建物と入口が左右にズレ、視界が抜けて、周りの自然が取り込まれる。
当館は、秋田杉と共に生きてきた二ツ井町の歴史を紹介する。また米代川と阿仁川の合流する地点近くに位置する、縄文時代後期、晩期の麻生遺跡の出土品を展示する。縦14.5cm、横13.9cm椀形の土面は、縄文時代晩期の出土品。被り仮面ではなく、壁などに掛ける飾り仮面と思われる。土偶に比べて数が少ない。また損傷も少なく、写実的。限られたひとたちだけの所有を思わせ、縄文時代晩期には、フラット社会から首長社会が形成された可能性も示している。
〒018-3102 秋田県能代市二ツ井町小繋 51番地
TEL:0185-74-5118
芭蕉が「閑さや岩にしみ入る」を詠んだ山形・山寺。立て岩を崇拝し、また奥の院に幼ない時になくなった子供たちを結婚した若い夫婦として描いた絵馬が納められる。これは東アジアにも見られる風習。梅原は芭蕉の旅の意図が日本の深層への旅だったと思えた。
梅原猛 集英社文庫
Tags : 秋田県能代風力発電所
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