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Home 武士の美 東博百選 松林図屏風 長谷川等伯(トウハク)
安土桃山時代 16世紀 東京国立博物館蔵

松林図屏風 長谷川等伯(トウハク)
安土桃山時代 16世紀 東京国立博物館蔵

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草稿ともいわれて、粗いソクヒツ(速)筆で大胆に描く、閑静で奥深い表現。モヤに包まれ見え隠れする松林に、何気ない風情。 故郷の石川・七尾の海岸とも重なる、息子久蔵(1568-1593)と死別した頃の作品。 等伯(1539-1610)は、師と考え模範として、私淑(シシュク)したのは、中国・南宋、13世紀後半の画僧牧谿(モッケイ)。 自然に忠実たろうとするそのスタイルが、日本で反映された貴重な作品。 近世水墨画の最高傑作。

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