円照寺
円照寺
平安時代後期の京の公家の浄土教や末法思想が、やがて関東の武蔵武士団にも広がると、板碑といわれる供養塔が造られる。入間市の当寺は、鎌倉幕府最後の執権北条高時と最期を共にした加治家貞を弔い板碑を祀る。その板碑には、蒙古襲来の際、執権北条時宗を支えた南宋の禅僧無学祖元の臨剣頌という七言絶句が刻まれ、埼玉県で最高のものとされる。
〒358-0054 埼玉県入間市大字野田158
TEL:04-2932-0829

東博百選
樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈
室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵
樫鳥糸肩赤威胴丸
兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、総覆輪(フクリン)の四十八間の筋鉢で、その正面の神仏の守護を得るその前立は、鍬形(クワガタ)と日輪をデザイン。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 首から襟(エリ)を守るシコロの両側が外に反理、矢の攻撃を防ぐ吹返(フキカエシ)をはじめ胸板などに、藻の文様の中に獅子や蝶を型染めした、室町時代からの図柄の正平韋(ショウヘイガワ)といわれる、なめしの染韋(ソメカワ)を用いる。 胴に、兜と袖を配する胴丸の代表的な名品。
