関東平野北端の赤城山は、3万年以上前の旧石器、縄文時代より緑豊かな山並みは、人々の心を支え、頂きの湖から流れ出る水は、赤城山南麓の生活の基盤だった。大沼湖畔の赤城神社は、赤城大明神と赤城山と湖の神様を祀り、9世紀朝廷より官位・神階が授けられ、神社域を赤城山全体に広げ日本を代表する名神大社(延喜式)となる。古来と日本の歴史が習合する。
〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山 4-2
TEL:027-287-8202
滋賀・琵琶湖に浮かぶ竹生島に伝わった装飾したお経の巻物、 装飾経(ソウショクキョウ)。 寿命が長い和紙・トリノコガミに、ニワカに溶かした金銀で、草や花、蝶や霊鳥、柔らい書体のお経。生きて極楽浄土を迎えたい平安貴族、願いの名品。 この方便品のほか、同じ巻第6から分断された竹生島の宝厳寺蔵の序品の存在が確認されている。
国宝に指定される綿貫観音山古墳出土品。人物埴輪群の埴輪で、ほかの女子像より小さい埴輪。両手を胸の前であわせ、指先はすべて弾くように折り曲げ、儀式で同じ職掌を担っていたと推定。当館は、人物埴輪など県内出土の文化財展示で、4~7世紀にかけてヤマト王権との結びつきを強め豪族連合を形成し、上毛野国として東日本随一の勢力を誇る群馬の古代を紹介する。
〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町992-1 (群馬の森公園内)
TEL:027-346-5522
醍醐天皇がてがけ延長5年(927)に完成した律令制度最後の施行細則、延喜式50巻3300条。本書がはじめて研究する。「節会」の基本や外交特使を送迎の格式や、官社の式内社を、祭神の数3132座、社の数の2861処とすることなどが決められた。遣唐使が持ち帰った律令制度『唐六典』が、日本の有職故実となる。
虎尾俊雄 吉川弘文館
Tags : 城山群馬県赤城神社関東
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