本書は、秋田マタギの西根稔氏に捧げられた書。山の樹木の中でも伐ってはならない山の神や氏神が宿る木がある。熊を殺せば山の神が清らかな山を熊の血で汚したことを怒り悲しみ、雨を降らして流そうとする。熊は天気が荒れる前に大量に餌をとる習慣があることを知りながらもマタギ達はそう伝える。それが山師の分際である。
遠藤ケイ ちくま文庫
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