国宝に指定される綿貫観音山古墳出土品。人物埴輪群の埴輪で、ほかの女子像より小さい埴輪。両手を胸の前であわせ、指先はすべて弾くように折り曲げ、儀式で同じ職掌を担っていたと推定。当館は、人物埴輪など県内出土の文化財展示で、4~7世紀にかけてヤマト王権との結びつきを強め豪族連合を形成し、上毛野国として東日本随一の勢力を誇る群馬の古代を紹介する。
〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町992-1 (群馬の森公園内)
TEL:027-346-5522
やや高い椅子に座り、女子像を表す袈裟衣(ケサコロモ)を着て、タスキをかけ、組み合わせた三角の文様、三角文の帯をつけ、左腰には五つの鈴付きの鏡と、三角文のデザインのポーチを下げている。 巫女のようで、対の男子像もあったと思われる。
多賀城廃寺跡隣接の東北を代表する歴史博物館。所蔵の当復元模造は、芭蕉が蛍火の昼は消えつつ柱かなと詠んだ金色堂の柱。白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、長押にいたるまで、透かし彫りの金具・漆の蒔絵など、有機的に一体になった平安時代後期の工芸技術を紹介。平泉と中尊寺の中国・風水思想と浄土思想の重なりも伝える。
〒985-0862 宮城県多賀市高崎1-22-1
TEL:022-368-0101
『万葉集』巻一冒頭で、雄略は英雄であって人間であることをあらわす。実像がきわめて鮮明な日本史誕生の母型をもった最初の大王。河内王朝が大きな頂点を迎え、そして象形された日本の母型のひとつは、東アジア社会のストリームとは決して無縁ではなかった。
岡田英弘 ちくま文庫
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