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オキナワの美

沖縄県立美術館

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アジア諸国、アメリカの現代美術作品を紹介する当館は、また、数百年間続いた琉球王府の絵師が、琉球処分で野に下って以来の沖縄美術の復活、発展と発信に取り組む。洗練されたアイデアと美しいフォルムで世界を魅了する、沖縄出身ニューヨーク在住現代美術家照屋勇賢を紹介。歌や踊りの沖縄無形文化のリズムも感じれる。

〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1

TEL:098-941-8200

畿内七道

色絵(イロエ)藤棚文大皿
江戸時代 17世紀 九州国立博物館蔵

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色絵藤棚文大皿

青いモノクロ表現、染付(ソメツケ)で、藤棚の竹を描き、画面の全体を引き締め、赤い輪郭だけで素地の白さを花の白とし、赤い細線でやわらかい藤の蔓(ツル)を描く。 ソメツケの太い濃筆(ダミ)で、背景のビーチのような源氏雲を、落ち着かせる。 直径1尺(30cm)の丸皿、尺皿の外に強く湾曲する画面を使い切り、そこでしか描けないレイアウト・デザインをする色鍋島の代表作。

千夜千冊

常世論

常世論日本人の原郷、祖霊が住むマザーカントリー、常世。そのイメージは、クスノキに託された。南方熊楠は、南の海からきた日本人の源流は楠神を崇めたとし、神話のスサノオはスギやクスノキで舟をつくる。本書は常世を深層意識とし、産土を例とし、他民族と共有する世界観や宇宙観を成熟させ、細部を洗練させた日本人を評価する。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

谷川健一
講談社学術文庫

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