流氷はシベリアのアムール河から千km旅して、毎年1月下旬頃にオホーツク海に接岸する。アムール河の真水が流れ込み、海面に塩分の薄い層ができると、海水は凍りやすく、大きな流氷へと成長する。大正2年、網走でアイヌ文化と異なる遺跡モヨロ貝塚を発見。後にアムール河と繋がるオホーツク文化の遺跡と明らかになる。流氷と貝塚は重なる。
〒093-0044 北海道網走市天都山244-3
TEL:0152-43-5951
モチーフは和様の鍋島焼には珍しい、中国の水墨画を手本とした絵画風で、鍋島焼の最盛期、18世紀初頭の作品。白地に酸化コバルトで下絵を描き、ガラス質のユウヤクをかけて焼く。ソメツケという青いモノクロ表現。その迫真的な描写。 肥前・佐賀の鍋島藩の鍋島焼は、献上品や贈答品として、徹底して技巧を追求。 焼物の絵とは思えない世界!
小樽市総合博物館・本館に隣接する手宮洞窟保存館では、シベリアの東を流れるアムール河周辺の岩壁画と類似する、1600年前頃に描かれた陰刻画が展示保存される。この彫刻が刻まれた時代は、続縄文時代。本州では弥生時代を終わりから、古墳時代の初め頃。続縄文文化と、南下した北方の文化が重なり合う地、小樽。
〒047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3番4号
TEL:0134-33-2523(小樽市総合博物館)
芭蕉が「閑さや岩にしみ入る」を詠んだ山形・山寺。立て岩を崇拝し、また奥の院に幼ない時になくなった子供たちを結婚した若い夫婦として描いた絵馬が納められる。これは東アジアにも見られる風習。梅原は芭蕉の旅の意図が日本の深層への旅だったと思えた。
梅原猛 集英社文庫
Tags : オホーツク流氷館北海道
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