静岡と焼津を結ぶ日本坂越えの峠道は古代の東海道といわれ、万葉集にも詠まれた。東国征伐のヤマトタケルが辿ったいう伝承がある。峠道へと続く旧街道沿いにたたずむ山村集落「花沢の里」。石垣上に板壁の家屋が軒を連ね、川や自然と調和した情緒深き景観が残る。
〒425-0001 静岡県焼津市花沢
TEL:054-626-6266 (焼津市観光協会)
透かし彫りが美しい伊万里焼の箱の内には、卓袱(しっぽく)料理風の膳を置き、その周囲に羽織姿の男子、三味線・鼓・琴を奏でる女子や、扇をかざす女子、ウタゲの様子が楽しそう。 珍しく輸出用の伊万里焼で作られた、江戸時代制作のぞきからくり。科学技術の普及と見世物の流れを示す。
水田を開拓し広がり、森林と湖沼が点在し小河川が網の目のように流れた大井川平野は、2000年前から開拓が始まる。焼津は、東国征伐のヤマトタケル伝承にゆかりがあり、中央と地方を繋ぐ官道も通った交通の要所。当館では、交通の要所として栄えた弥生時代から室町時代にかけての各遺跡の出土品を展示する。
〒425-0071 静岡県焼津市三ケ名1550番地
TEL:054-629-6847
『万葉集』巻一冒頭で、雄略は英雄であって人間であることをあらわす。実像がきわめて鮮明な日本史誕生の母型をもった最初の大王。河内王朝が大きな頂点を迎え、そして象形された日本の母型のひとつは、東アジア社会のストリームとは決して無縁ではなかった。
岡田英弘 ちくま文庫
Tags : 花沢の里静岡県
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