当館は西条の歴史資料を展示し、2億年以上形を変えないで生きた化石といわれるカブトガニを飼育し観察の機会を提供。絶滅寸前のカブトガニは、戦後の高度経済成長以前には瀬戸内海から九州北部沿岸には多く生息し、漁場や自然環境が守られていることの象徴であった。カブトガニ復活の可能性の高い河原津海岸のための飼育である。
〒799-0137 愛媛県西条市周布427
TEL:0898-65-4797
京都・曼殊院に伝来の「秋景山水図」「冬景山水図」。もとは、四季山水図4幅があり、その内の2幅であった可能性がある。 細い線で簡略化した、岩や山の表現。安定感のある構図に力強い筆使い。 「秋景」は山や建物を下に集め、広がる空間は上に、 「冬景」は岩や山を上に反時計周りの螺旋状、画面空間に意図的に奥行きを作る。 古典的な描写法を捉われずに組み合わせて、たどり着けないほどに、美を造形する。
石鎚山系の海上渓谷を源とする中山川。渓谷の来見橋下流左岸には、数千万年前、北からの強い圧力で日本列島を縦断する中央構造線が露出する天然記念物、衝上断層。江戸時代、灌漑用水路として9年の歳月かけてノミと鎚で削り、中央構造線の大断層のど真ん中に隧道を抜いた「劈巌透水」。「伊予の青の洞門」と讃えられる。
〒791-0536 愛媛県西条市丹原町湯谷口(桜三里周辺)
TEL:0897-47-3575 (西条市観光交流センター)
両親ではないおじいさんやおばあさんが登場し、子宝を授けられ竹や桃や瓜の中からマイクロチャイルドの赤ん坊が誕生。やがて成長し大成功する。著者は、アジアやユーラシア大陸に広がる水辺にまつわる物語性を発見し、桃太郎の原母とし、永遠の生命を約束する万葉集の月よみの持ちたる変若水(おちみず)にも注目。昔話が世界に広がる。
石田英一郎 講談社学術文庫
Tags : 愛媛県西条市立東予郷土館
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