修学院離宮
修学院離宮
17世紀中頃、後水尾上皇の指導の下、江戸幕府が造営した当離宮。我が国を代表する借景の手法を採り入れた庭園。松並木道が結ぶ上、中、下三つの離宮の間に田畑が広がる。回遊式庭園の上離宮、高台の隣雲亭から、谷から流れる川をせき止めた浴龍池、遠方の山容を借りた里山の景色を眺める。万葉集の場面を本歌取り、万葉集から続く王朝文化の美の頂点がある。 (訪れるには事前登録が必要)

〒602-8052 京都市左京区修学院薮添官有地
075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)
東博百選
畿内七道
千夜千冊
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江戸時代初期、慶長文化につづく寛永文化。沢庵、柳生宗矩、宮本武蔵、本阿弥光悦、千宗旦、小堀遠州、金森宗和。多々の才能が集う当時のサロンで、新たな型が確立される。頂点は後鳥羽院以来の和歌好きの後水尾院のサロン。やがて壮大と細心を独創的に構成する修学院離宮に結実。本書は、雅なかぶきものの遊芸文化を語る。


