寂光院
寂光院
京都大原に佇む当院で、平清盛の息女・建礼門院徳子は、遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子安徳天皇の菩提を弔い、終生をこの地で過ごす。天台宗尼寺である当院は、もとは594年聖徳太子が御父を弔うため建立。本堂前西側には、「平家物語」にも描かれた心字池。千年の姫小松や汀の桜、苔むした石が心を静ませる。

〒601-1248 京都市左京区大原草生676
TEL:075-744-3341
東博百選
畿内七道
千夜千冊
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“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。




