泉涌寺
泉涌寺
京都東山(とうざん)月輪山(げつりんさん)の麓に佇む当寺は、近世期後陽成から孝明天皇葬儀を行い、山稜「月輪陵(つきのわのみさぎ)」を設ける皇室の菩提寺である。開山は、肥後国に生まれ中国に求法入宋した月輪大師(がちりんだいし)・俊_(しゅんじょう)で、嘉禄2(1226)年に宋式の主要伽藍が完成。律を基本に、天台・真言・禅・浄土兼学の北京律(ほっきょうりつ)の道場となる。伽藍建設時に清水が涌き出て寺名。

〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町27
TEL:075-561-1551
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千夜千冊
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鎌倉からの中世を、密教を中心に神道的なものも含め、寺社体制を組み入れ、宗教の世俗化を促進させたと本書は読み解く。武士が中心となってリアリズムを求めただけでないと。法皇、八幡宮、神宮、中国・唐から舶来した知識やシステムを選択し、神と結びつけ仏教を広め、古代からの王法と仏法をかさね構築する日本が見える。


