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智積院

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智積院

当院は真言宗智山派の総本山。紀州根来寺塔頭寺院で学問所として隆盛。根来寺は秀吉が焼き討ち、当院学頭玄宥僧正は京都に逃れ当院を再興。後に息子鶴松の菩提を弔う秀吉建立の祥雲禅寺が家康より寄進される。そこに金箔の絢爛豪華な色彩に大胆かつ繊細に描く長谷川等伯・久蔵一門筆「楓図」・「桜図」の障壁画が含まれた。

長谷川等伯・久蔵 金碧障壁画

〒605-0951 京都市東山区東大路七条下る東瓦町964

TEL:075-541-5361(総務課)

東博百選

松林図屏風 長谷川等伯(トウハク)
安土桃山時代 16世紀 東京国立博物館蔵

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草稿ともいわれて、粗いソクヒツ(速)筆で大胆に描く、閑静で奥深い表現。モヤに包まれ見え隠れする松林に、何気ない風情。 故郷の石川・七尾の海岸とも重なる、息子久蔵(1568-1593)と死別した頃の作品。 等伯(1539-1610)は、師と考え模範として、私淑(シシュク)したのは、中国・南宋、13世紀後半の画僧牧谿(モッケイ)。 自然に忠実たろうとするそのスタイルが、日本で反映された貴重な作品。 近世水墨画の最高傑作。

畿内七道

善女竜王図 長谷川信春(等伯)筆

石川県七尾美術館

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当図は、等伯28~31歳頃制作と推定。空海の請雨修法で現れたと伝わる仏を、頭頂部に蛇を金色の龍に換え、右手に三鈷杵の剣、左手に如意宝珠を持つ女形童子に描く。等伯の生地七尾は、古代国府・国分寺が置かれ、中・近世都の畠山文化と北前船の町衆文化がかさなる。また朝鮮の渡来神を祀る熊甲神社「お熊甲祭」がある。

〒926-0855 石川県七尾市小丸山台1-1

TEL:0767-53-1500

千夜千冊

秀吉の野望と誤算

秀吉の野望と誤算全国の領土紛争をめぐる私戦を禁止する「惣無事(そうぶじ)」を宣言し、天皇の意向である「叡慮(えいりょ)」により領土処分権「進止」(しんし)を得たことで秀吉の国家経営システムのシナリオは頂点に達し、朝鮮出兵で瓦解。また朝鮮出兵は陶芸技術と朱子学を残す。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

笠谷和比古・黒田慶一
文英堂

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