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長岡天満宮

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長岡天満宮

長岡京は桂川、宇治川、淀川が合流し、平城京後10年間都が置かれ、淀川で天武天皇再興の難波宮とつながる。規模は平安京に匹敵。菅原道真は、在原業平と当地で詩歌管弦を楽しみ、左遷前訪れて名残の歌を残した地に当宮を建立。参道は、領主・八条宮(桂宮)が命じた灌漑用の八条ケ池を二分する中堤。時を越えて雅が揃う。

八条が池

〒617-0824 京都府長岡京市天神2-15-13

TEL:075-951-1025

東博百選

聖護院の庭 浅井忠
明治37(1904)年 東京国立博物館蔵 高野時次氏寄贈

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聖護院の庭 浅井忠

佐倉藩藩士の子供で花鳥画を学んだ浅井。文明開化で、パリ万博の監査官として留学したフランスから帰国後、京都に移住。明治36(1903)年、京都の自宅に聖護院洋画研究所を開き指導に当たる。 その自宅近くの聖護院から描いた水彩画の日本の風景の作品。 パリの南63km、水辺のグレー村を訪ね光の描写を研究した浅井は、留学前の作品に比べ、光の整え方は格段に丁寧になる。

畿内七道

竹の生垣

桂離宮

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江戸期智仁親王が建てた八条宮家別荘で、造営時の庭園と建築が残る。桂川の水を引く池を中心に、茶屋、築山等を配す回遊式庭園。書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れ、その美は軽ろみ。秀吉の猶子後の実子誕生で、皇籍復帰しても皇位継承出来ず、親王の八条宮家が創られた。その軽ろみ、柔軟さと一途さを持つ竹のごとく。

〒615-8014 京都府京都市西京区桂御園

TEL:075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)

千夜千冊

小野小町論

小野小町論「小野小町が気位の極めて高い女であって、殊に操が正しく、自分へ接近を求むる男子達を一々体よく払い退けたことは最早疑う余地がありません。」大正デモクラシー先駆者の著者が、小町の恋人は正良(まさら)親王、のちの仁明(にんみょう)天皇(810-850)や、藤原一族による小町落としの陰謀の推理で、後世の「小町の色好み」の誤解を斬る。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

黒岩涙香
現代教養文庫

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