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西本願寺

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西本願寺

浄土真宗本願寺派の本山。203畳敷の大広間である対面所、鴻の間。その上段の障壁画は、自然な奥行きのある構成に繊細な花鳥画を描いた狩野光信に画法を学んだ、桃山・江戸時代初期を代表する渡辺了慶筆。華麗で重厚な趣は、400年を経た今も色褪せず、戦国時代を乗り越え、北陸、大阪を経て京都に戻る苦難の歴史と共にある。

国宝 対面所(鴻の間)

〒600-8358 京都市下京区堀川通花屋町下

TEL:075-371-5181

東博百選

花下遊楽図屏風 (カカユラクズビョウブ)
江戸時代 17世紀 東京国立博物館蔵

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山野行楽図屏風 与謝蕪村筆

6曲一双、江戸幕府の御用絵師、狩野長信(カノウナガノブ 1577-1654)の筆。 豪華な遊楽図のように、背景に金色と青緑色の金碧(キンペキ)ではなく、水墨画の技法。落ち着いた背景で匂うように浮き出たさまが優雅。室町幕府の将軍に使えた、長信の祖父、狩野元信(モトノブ 1476-1559)が、花鳥画に用いた手法を使う。 戦国時代からの動乱が収まり、江戸幕府のもと平穏な時代がくる予感。 そして、水墨で描かれたお山が見守っている、日本は、やっぱりお影様。

畿内七道

勧学院

園城寺 三井寺

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当寺勧学院は、鎌倉時代に学問所として創立。1600年、皇族など賓客を招く客殿として再建。一之間、二之間の障壁画は全て天才絵師・狩野永徳の長男で、知的かつ穏やかな作風の光信の筆。面談に使用した一之間は、庭からの採光角度を計算し神仙世界を四季に連ねた金碧画、控えの間の二之間には著色で花鳥図24面を描く。

〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町246

TEL:077-524-2416(観音堂)

千夜千冊

本朝画人傳

本朝画人傳全5巻に計47人の画人が登場。1人あたり40~70頁ずつほどの丹念な案内を、刹那の文章写真のように走ることになる。尾形光琳(1658生)。雁金屋は染め縫いが商いだから、きっと光琳はああいう絵になり、茶事を存分に嗜んでああいう省略が得意になった。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

村松梢風
中央公論社

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