当社は、横6.4m、高さ5.7m、奥行7.2mの巨大な石造物が御神体で、石乃宝殿と呼ばれる。巨大な石造物は、石工用語で浮いてる状態で、浮石と言われる。播磨国風土記に当社は6〜7世紀の造成と伝わる。石の宮殿の造営が未完に終ったため、出雲国の御二神がこの石に寵もり永劫に国土を鎮めたという。奈良県橿原市の益田岩船との関連が指摘される。
〒676-0823 兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
TEL:079-447-1006
7~8世紀ごろ流行した音楽劇の仮面。造型的にも素晴らしい日本最古の仮面。 ギガクは飛鳥時代に大陸から伝えられ、奈良の大仏開眼(完成)の際にも披露。 鎌倉時代以降、実態ははっきりと知れない。酔胡王とは、酔うペルシャの王。 —面は現在正倉院の百数十面をはじめ合計230余が各社寺に残るが、ほとんどが8世紀の遺品。東博の面は、その半数以上が8世紀に遡り、造型的にも秀れ、日本最古の仮面としての価値は極めて高い。
古代石工の技術が結実した石室。上面の広く平らな天井石は最大で約77t、全30数個の岩の総重量は2300t以上。小さな石を組み合わせた上に、大きな石を積み上げる。組み合わせは、石工の現場判断。大きな石の表面を丹念に整える緻密な工程に、奥深さを窺い知る。1300年後、震度5弱の阪神大震災でも崩れない。
〒634-0112 奈良県高市郡明日香村島庄254
TEL:0744-54-4577(明日香村地域振興公社)
建築とは、その一個一個が現実の社会に突き刺さっていくもの。建築はつねに“歴史的編集”を受け続けてきたもの。ゆえに「闇」と「虚」の対比が日本において何を意味するのか?本書は「何事のおはしますかは知らねども」の日本的なものを考えなおす挑戦の書。
磯崎新 新潮社
Tags : 兵庫県奈良県生石神社
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