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善楽寺

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善楽寺

明石は古来より風光明媚な地で、源氏物語「明石入道の浜辺の館」は、大観町にある当寺と伝わる。戒光院・円珠院の総称である。当寺には、明石城主松平忠国「光源氏古跡明石浦の浜の松」の石碑、円珠院には、明石城が築城時に明石の町割りをした剣豪・宮本武蔵作庭と言われる枯山水庭園が残る。あわれと長生が揃う。

明石入道の浜辺の館

〒673-0897 兵庫県明石市大観町11-8

TEL:078-912-7830 (円珠院)

東博百選

扇面(センメン)法華経冊子
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

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扇面法華経冊子

扇の形の紙を冊子にし、法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、貴族や庶民の暮らしを描く。法華経10巻などを書き写す当作品は、この時代に慈しみ楽しまれた紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品。 雁皮(ガンピ)を原料として、光沢があ理、滑らかな上質の鳥の子紙(トリノコガミ)に、雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。

畿内七道

源氏物語手鑑 土佐光吉筆

和泉市久保惣記念美術館

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近世は現世・浮世。しかし王朝文化は、近世勃興する町衆によって甦る。宮廷の絵師土佐派の系譜継ぐ光吉は、桃山期のスケールの大きさと装飾性をもち、堺で支持され中世の美を復刻。久保惣の見識示す本作品は、選ばれた源氏物語の場面が絵と詞それぞれ81枚が揃う折り本、冊子。手軽に平安王朝のオモカゲを味わえる作り。

〒594-1156 大阪府和泉市内田町3丁目6番12号

TEL:0725-54-0001

千夜千冊

和漢朗詠集

和漢朗詠集平安時代、関白頼忠の子の藤原公任が娘の結婚の引出物として編集したアンソロジー。漢詩は適宜、朗詠しやすいような詩句だけ抽出し、白楽天や菅原道真が多く選ばれ、和歌では紀貫之など紫式部好みが選ばれる。和漢を並列し、王朝感覚をわかりやすく伝える。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

川口久雄 訳
講談社学術文庫

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