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丹波篠山

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丹波篠山

丹波篠山の盆地は、太古湖底で丹(あか)い波が打ち寄せた。丹(丹砂)とは水銀。古代に、魔除・仏像などの朱、金メッキ・染料・顔料に使用された貴重な鉱物だった。古代から近世明智光秀まで、貴重鉱物や物流で都を支える後背地・丹波を制するものは京を制すると言われる。盆地に流れ込む霧の波は、古代の記憶を呼び覚ます。

霧

兵庫県丹波篠山市

TEL:079-506-1535 (丹波篠山観光協会)

東博百選

鉄製鋲留(ビョウドメ)短甲(タンコウ/ミジカヨロイ)と小札(コザネ)鋲留眉庇付冑(マビサシツキカブト)
古墳時代 5−6世紀 東京国立博物館蔵

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ミジカヨロイは、古墳の副葬品で出土し、埴輪などにも見られるモノ。 四角や三角の鉄板や革などの素材を、人間のカラダに合うように加工するコザネは、連続させて頭や胴を守るように、板を合わせ鋲で留める。蝶番(チョウツガイ)で開閉式とする。腰の部分がくびれて現存するのは主に鉄製や金銅製。 同時期には、中国北方遊牧民の騎馬兵のヨロイとかさなる、肩から打ちかけて着用する、ウチカケヨロイ、挂甲(ケイコウけ)もある。 兜の上には、2つの半球形金具を筒状金具で接続。僧侶の使うホッス(払子)のような飾りがつけられた?

畿内七道

七鈴鏡 雲部車塚古墳 出土

篠山市立歴史美術館

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直径16.9cm、縁に7個の鈴が付く鏡。兵庫県下で出土例がなく、全国的にも数例。当古墳は、古墳時代後期(5世紀末~6世紀)の築造で、古代の馬具の一種である鏡板には、装飾として鈴がついたものもある。当地域の古代史を解明する手がかりとして極めて重要な資料。当館で近世城下町丹波篠山(たんばささやま)伝来の武具とともに展示紹介。

〒669-2322 兵庫県丹波篠山市呉服町53番地

TEL:079-552-0601

千夜千冊

稲と鳥と太陽の道

稲と鳥と太陽の道萩原さんは写真家である。すばらしい観察力と推理力と洞察力をもって、学者が気がつかなかった仮説を提出する。日本古代からの柱と鳥の関係を示す祭のルーツを中国に追いかけて、日本のコメは中国南部のミャオ族(苗族)によってもたらされたのではないかと。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

萩原秀三郎
大修館書店

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