当寺は天文2(1533)年、賢正上人の開基。龍野城の鶏籠山を借景に疎水に沿って建つ。寛文6年再建の本堂・開山堂・鐘楼堂・山門・庫裡・客殿が並び、龍野脇坂藩の菩提所として位牌が安置される。慶安の変の年、慶安4年の墨書のある狩野永納作涅槃図も保管。童謡「赤とんぼ」作詞家三木露風の歌碑や筆塚もある。
〒679-4178 兵庫県たつの市龍野町大手65
TEL:0791-62-0422
痩身で、装身具も簡素な足を組み瞑想する菩薩像。 666年朝鮮半島で百済が滅ぶ。多数の王朝の民が日本に亡命。 朝廷の役人が、亡くなった半島出身の妻のために願いを込めた仏像。 —ハンカする台座の枠に「高屋大夫が亡き韓夫人のために」と刻まれ、仏像の痩身や腰から垂れる帯飾りで、朝鮮三国時代の仏像との関連も濃い。
古代より砂鉄を多く産した中国山地に源を発し、播磨灘に注ぐ揖保川。当館では、揖保川に沿った歴史、石器・縄文時代、弥生・古墳時代を出土遺物で紹介する。当像は、龍野町圓覚寺に伝わった像高11cmの飛鳥時代の金銅仏。弥勒菩薩像とも呼ばれ、銅の鋳造で鍍金を施す7世紀半の造像。大陸・半島から文明伝来の道を示す。
〒679-4179 兵庫県たつの市龍野町上霞城128-3
TEL:0791-63-0907
本書は大正8(1919)年、和辻33歳の時に出版。「感激による誇張があるにせよ、実感の生なましさが素直に出る。和辻さんの学問を豊潤にしたものが、ほかならぬ、その学者として和辻さんが拒んだものであったことを私(松岡正剛)は信じざるを得ない」。
和辻哲郎 岩波文庫
Tags : 兵庫県如来寺龍野城
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