播磨国総社
播磨国総社
当社は姫路城旧城内に佇む古社・播磨国総社である。植樹の神・射楯大神と国造りの神・兵主大神を祭神とし、歴代の姫路城主に信仰された。姫路城は神の使いが住む「日女道丘」に立ち、姫山原生林が植生する。そして播磨の神々への信仰を束ねる当社が、姫路城に鎮座することで、姫路は真の播磨国の中心となりえたのだ。
〒670-0015 兵庫県姫路市総社本町190
TEL:079-224-1111
東博百選
樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈
室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵
樫鳥糸肩赤威胴丸
兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、総覆輪(フクリン)の四十八間の筋鉢で、その正面の神仏の守護を得るその前立は、鍬形(クワガタ)と日輪をデザイン。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 首から襟(エリ)を守るシコロの両側が外に反理、矢の攻撃を防ぐ吹返(フキカエシ)をはじめ胸板などに、藻の文様の中に獅子や蝶を型染めした、室町時代からの図柄の正平韋(ショウヘイガワ)といわれる、なめしの染韋(ソメカワ)を用いる。 胴に、兜と袖を配する胴丸の代表的な名品。