お知らせ:当サイトは2023年3月をもちまして、情報の更新及びお問い合わせ対応を休止しております。

無量光寺

iconjalgotokyo_online

無量光寺

紫式部作「源氏物語」では、光源氏の屋敷「浜の館」が無量光寺だと伝わる。かつてはアシや竹が生い茂り、大薮と呼ばれた。人もあまり通らず寺の土塀が連なり竹に蔦が絡まりあう。山門前「蔦の細道」は、光源氏が明石の上の住む「岡部の館」へ通った道。山門は名工・左甚五郎作の彫刻が施され、山門左手に源氏稲荷が祀られる。

「蔦の細道」

〒673-0897 兵庫県明石市大観町10-11

TEL:078-912-8839

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

iconjalgotokyo_online

醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

比叡山延暦寺

iconjalgotokyo_online

比叡山延暦寺

当寺の総本堂、根本中堂には最澄上人自作の薬師瑠璃光如来が祀られ、御本尊に献じる灯りは、1200年間絶やさず菜種油を注ぎ「不滅の法灯」として護り継がれる。根本中堂から文殊楼を上り下り、延暦寺会館から急な坂道を5分ほど下ると法然堂。皇円阿闍梨のもとで鎌倉新仏教の魁、法然上人が得度した功徳院のあった旧跡。

法然上人得度御旧跡

〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220

TEL:077-578-0521

千夜千冊

法然の編集力

法然の編集力時代は「悟りの仏教」から「救いの仏教」へ。そのことを突き詰めて、仏教を「編集」しなおして、断固として専修念仏を「選択」した法然には、きっと「情報」の足し算と「本質」の引き算が同時にできる才能があった。松岡正剛が法然を編集の視点で読み解く。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

松岡正剛
NHK出版

amazonで買う

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *