当地には、街を流れる玉川沿いに、赤瓦に白い漆喰壁や黒い腰板の白壁土蔵群がある。土蔵と商家の間に、少しそりのある石橋がかけられて風情ある景観である。奈良時代から倉吉につながる街道・八橋往来は、伊能忠敬も歩いて測量を行った約200年前の道筋が残る。この道筋もまた、商都として栄えた倉吉の伝統・文化である。
鳥取県倉吉市魚町他
TEL:0858-22-1200 (倉吉白壁土蔵群観光案内所)
「浮世絵の祖」菱川師宣(1618?-1694)、版画ではなく、筆で描く浮世絵。 「菱川様(ヒシカワヨウ)の吾妻俤(アズマオモカゲ)」(『虚栗』)と讃えられた、江戸オリジナルの様式美、美人の立ち姿、その一人立ち。モロノブの名作。 歩みの途中でふと振り返る、その一瞬を描く。その先には?
江戸後期から戦後の大阪の町を再現展示する当館のジオラマは秀逸である。再現される江戸時代心斎橋にあった浪花の版元を兼ねる書店・書肆の店先には、新刊本、古本、浮世絵が並び当時の商事情がよくわかる。また当館には中井竹山に詩文を学び、木村蒹葭堂とも交流した中井藍江はじめ大坂画壇の貴重な絵画も所蔵される。
〒530-0041 大阪市北区天神橋6-4-20 住まい情報センター8F
TEL:06-6242-1170
西鶴自身あるいは友人の西吟は、『好色一代男』を「転合書」と呼んでいた。転合とは「ふざける」「おかしい」「変な」「ざれごと」といった意味であるが、文字通り「転じて合わせる」ということでもあって、西鶴はこの世之介の物語を源氏五四帖に見立てる。
井原西鶴 岩波文庫
Tags : 白壁土蔵群赤瓦鳥取県
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